1964年東京オリンピックで生まれたピクトグラムと禁煙のおもてなし

東京オリンピック招致を決めた最終プレゼンでは、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」が印象的でした。

わざとらしくて気に障ると感じた人も多かったようですが、日本には「心」があると、世界で認識されていることからのあのパフォーマンスだったのでしょう。

外国人がイメージすることは、日本には「禅」や「武士道」のこころがあること。
多くの親日家が、日本を好きな理由にあげるようです。
日本人の心の中にある見えないものに神秘や尊敬を感じるのだと思います。
だから「おもてなし」プレゼンに説得力があったのではないでしょうか。

Omotensi

 

ピクトグラムというものがあります。絵で示された標識です。
代表的なものとして、非常口やトイレの男女別の表示があります。

IMG 2452

 

1964年、前回の東京オリンピックで、この「おもてなし」のこころがピクトグラムになりました。

言葉の通じない外国人が5万人以上も来日するということで、外国人観光客にわかりやすくトイレや競技場などの場所を示す方法がないか悩んだそうです。
試行錯誤を続けていく中で、絵で表現する看板が考案されることになります。

 

ピクトグラム
1964年東京オリンピックのピクトグラム

 

Rio
2016年リオオリンピックのピクトグラム

 

そしてオリンピック開催後には、だんだん世界で使われるようになり、今では世界標準のものとして広まりました。そう、この看板は、東京オリンピックの時に日本で生まれたのです。

1964年に日本人が持っていた心が、失われたとはわたしには思えません。
次のオリンピックでも、日本人の誇る心遣いによって、様々な工夫や環境整備が行われことを望みます。

 

2020年、外国人観光客の皆様は、公共の場所に煙が充満していたらどう感じるでしょう。おそらく多くの国の方は、自国ではタバコの煙に当たるような環境には無いと思われます。

未来の東京が、世界のスポーツの祭典が行われる場所が、有害な煙だらけなんてちょっとイメージできません。

残念ながら、一部の強固に反対する人達のために受動喫煙対策は進みません。
国で「受動喫煙防止法」が制定できる可能性は、自民党政権である以上、限りなくゼロに近いと思います。
普通に考えたら、都においてもそれは同じことでしょう。

しかし今回、東京にはオリンピック開催という大義名分ができたのです。
普段ならまず不可能な問題を解決する動機があります。

ですから、わたしは国ではなく、まず都議会で条例として検討する方が望ましいと考えるようになりました。

何もない時では、様々な既得権や組織の力を打ち破って、法案や条例を制定することがかなり難しいのが、今の日本の政治の現状なんです。

受動喫煙の問題は、もちろんモラルやマナーで解決できればいいのです。しかし、ほんとうに悲しいことですが、それは今の日本では難しいと思います。
オリンピック期間だけ、特別にタバコの規制が検討される可能性もありますが、それもみっともない話ですね。
きっちり条例で規制し、おもてなしの2020年東京オリンピックが世界に誇れるものになってくれたらと願っています。

 

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