海老沢由紀

元プロスノーボーダー・政治活動家の海老沢由紀です。

議員定数削減に疑問 政界one eighty (180°)2014年11月25日号(第26号)

※このページは、発行済メールマガジンの一部要約記事となります。

11月25日号の内容です。

 1 【告知】今夜のアゴラ言論アリーナ

 2 議員定数削減に疑問

 3 今回の選挙について(応援版限定)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 【告知】今夜のアゴラ言論アリーナ
———————————————————————-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アゴラ言論アリーナ、11月25日(火曜日)は午後7時から1時間にわたって、
「本当の争点は『1億夕張化』!? 解散総選挙に物申す」を放送しました。
出演はアゴラ研究所所長の池田信夫さん、我孫子市議会議員の水野ゆうきさん
とわたし。司会はソーシャルアナリストの新田哲史さんです。

 

ニコ生入り口

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2 議員定数削減に疑問 
———————————————————————-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

衆議院が解散し、総選挙となりました。
各党の公約が出揃いましたが、その中でちょっと疑問に思っていることがあり
ます。それは、議員定数の削減問題についてで、わたしも以前は当然のことだ
と考えていたのですが、最近各国の議員定数や制度の違いを調べていて、疑問
を感じ始めました。

維新の会は3割減を掲げています。他の政党もすべて削減と公約しています。
「議員定数削減」は有権者にとって耳障りの良い公約ですから、選挙になると
各政党はこぞって取り上げます。そして、実際には実行されず、有権者は頭に
きて「公約違反だ!」と始まるのです。
政党からすれば、一旦公約とすると、覆せば公約違反だと言われます。まして
や議員を増やしますと言うのは、批判の矢面に立つリスクが有りますし、なか
なか出来ないことでしょう。

しかし、実は日本はOECD諸国の中で極端に国会議員数が少ないのです。
制度の違いやひとりあたりの議員報酬も違いますが、人口比における定数だけ
で比較すると、OECD諸国で日本より少ないのはアメリカだけです。
そのアメリカは、議員一人あたりに20人以上の秘書が付けられて、議員立法が
ほとんどという制度の国です。対して日本は公設秘書は3人しか出せず、議員立
法などほとんど出せない状況ですから、比較のしようがありません。

日本に制度が近いと言われるイギリスは、人口比率で言うと日本の約3倍の議
員がいます。他のOECD諸国で最低レベルである韓国が1.6倍、ドイツ、スペイ
ンあたりで2倍です。多い方を見れば、スウェーデンやフィンランドなどの北
欧諸国は実に10倍の議員がいます。
OECD諸国最低レベルの人数にするだけで、現状の倍は必要である事になりま
す。現在480人の衆議院は1000人いても、諸外国と比較すると少しもおかしく
ないのです。

人数が少ないということは、民意の反映度の低下に直接つながります。
「政治主導」が期待されている中、官僚から主導権を奪えないでいる原因も、
議員数が少なく、議員だけでは仕事が全くこなせないからです。
政治主導を達成するためにも、議員数はもっと多いほうが良い結果につながる
ことでしょう。

これらのことから、定数をこれ以上減らすことには疑問を感じます。一方、世
界的にみるとかなり高い水準にある「一人あたりの議員報酬」は考慮の余地が
十分あるでしょう。

「身を切る改革」とスローガンを掲げて定数を削減しても、実際には予算がそ
れほど減るわけではありません。 政治家の定数削減によるコスト減など、財
政赤字の対策としては焼け石に水と言えます。
長い目で見るなら、政治にもっとコストをかけて、優秀な議員が議会に集まり、
良い政治をしてもらったほうが日本の国益につながるのではないでしょうか。
民主主義なのだから、ある程度高い政治コストは当然です。政治が悪いからふ
ざけてる云々という話は全く違う話であり、切りわけて議論すべき話なのだと
思います。

定数を増やす方法以外ないというわけではないと思うのですが、OECD諸
国の中で著しく少ない議員数という現実を前に 、全ての政党が大衆に迎合し、
選挙で選ばれるという短期的な視点でのみ主張するのを見て、「増やす」とい
う選択肢が提示されていない事に危機感を感じました。
長期的な国益につながるのはどういう制度かという議論にたち戻って、考えな
おしてもらいたいと感じます

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 3 今回の選挙について(応援版限定)
———————————————————————-

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(メールマガジンで)

 

 

コメント欄

*
*
* (公開されません)

Facebookでコメント